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2024年04月19日
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チョコとチョコ(終)

2012年03月04日
情報いただきました。

ラジオ公録はスタチャのブースでやるので普通のチケットを持っていれば大丈夫だそうです。
よかった!
ということは4月1日に行けばいいんですね!

そっかー、とうとうラジオ始まるかー。
4月1日のがプレ配信ということは…ちゃんとした配信はいつからなんだろう。(笑)またものすごい待たされたりして…。
もーとりあえずテレビ版のBD-BOXがあればしのげるから、そっちを早く発売してくれぇ。

そして「レビュー毎月開催」は微妙なんですね。(笑)
まあ、あの日発言を聞いた全員が「微妙すぎる」と思いましたからね。むべなるかな。

チョコネタの最終回です。テキストですが「続き」にたたんであります。なんかもう全然収拾ついてない。(笑)

○ポチポチっとありがとうございました!!ペコリ!

>亀吉さま
なんか、わたしの中の皆城くんはですね。
果てしなく面倒くさい人なんです。正直イラッとします。(笑)でもそこがたまらないツボなんです。そんな皆城くんにどこまでもついて行けるのはかずきゅんだけなのです。(きゅんて言うな・笑)
そうそう。データ送信なのです。ラクです。宅配便代金がうきます。素晴らしい時代です。

>つゆり八重さま
こんばんはですー。情報ありがとうございましたーー。
Pも「楽しかったー」とかいう浮かれたツイートじゃなく、ちゃんと整理された情報を呟いて欲しいものです…。
天地の公式サイトもさりげに風化してるし。(笑)

Pはやはり二日酔いだったのですね。(生誕祭)娘が生まれようとしているときに朝までベロベロ!(笑)あれだけ飲めばな…。

ACE楽しみですね!ああいう大きなイベントに行くのは、遥か昔に仕事で動員されたゲームショーとか以来なので(おもちゃメーカーに一瞬だけ勤めていました)ちょっと不安ですが。有明スキルは活用できるんでしょうか。がんばります。(笑)


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------チョコとチョコ(終)-------

「総士はいつもこれを選んでたよな」
一騎が紙袋から色の着いた銀箔に包まれた細長いそれを取り出した。
いわゆるペンシルチョコだ。
子供の頃…小学校に上がったかその前かという、本当に小さなころ。年の同じ子供達と連れ立って、西尾商店によくおやつを買いに行った。
「覚えているのか一騎」
聞けばなんのてらいもなく、うんと頷くのが少し面映い。いや、嬉しいのか。
「三角の…パラソルチョコとどっちがいいかってみんなが悩んでると、総士が同じ値段なのにパラソルチョコは柄が余分だからチョコの量はペンシル型のほうが多いはずだとか言って。みんなはただふーん、て」
「よ…よく覚えているな」
これは正直恥ずかしい。
だが、あまりにも一騎が細かいところまで覚えているので、またしてもあまり質のよくない衝動が僕の中で頭をもたげてきた。
「みんな、か。その場にほかには誰が居たか記憶しているか?」
「え?そんなことまでは…覚えていないけど」
「そうか」
覚えていないのか。
そこには遠見もいて、彼女は色が綺麗で楽しいからとマーブルチョコを選んでいた。
理解に苦しむのだが、何故か眼鏡のような八の字形をしたブリスターパックに納まった商品だ。
そして、それは一騎が好んだものでもあった。
「外側がパキッとするのがいい、んだったな」
一騎の手の中の紙袋からマーブルチョコを取り出して掲げてみせた。
食感と味にこだわる、料理人としての片鱗が今思えばこのころからあったのかもしれない。
費用対効果を質量でしか判断できない僕とは違う。
「なんで…そんなこと覚えて」
「覚えているさ」
一騎のことなら、何でも。
僕の目に映り、耳にしたことは全て。できるならそれ以外のことも全部を知りたいと思う。
勿論そんなことは一騎には言わない。おそらく僕のそういう気持ちは一騎にとっては重すぎるだろうから。
「お互い様だ」
「…そうだな」
一騎の頬が少し紅潮して見える。
もしや自分も、同じような顔をしているのだろうかと気まずくなり、意味もなく咳払いをした。
「他にもいろいろある…これ全部自分で食べるつもりだったのか?」
紙袋の中にはペンシルチョコとマーブルチョコ以外にも詰め込まれている。
パラソルチョコ、シガーチョコ…。つまり西尾商店に陳列されている駄菓子級チョコのすべてだ。
「いや、昨日…西尾商店を通りがかって、懐かしいなと思って眺めていたらおばさんに何か勘違いされたらしくてな」
バレンタインデーにうちの店でチョコを買おうなんていう客はあんたくらいだよ、などと感心され、サービスしてやるから持って行けとどんどん詰め込まれてしまったのだ。
「リボンをかけるかと言われて、それだけは断った」
「そうだったのか」
想像したのか、一騎がくくっと笑う。
「おばさん、総士がこれを誰にあげるつもりだと思ったんだろうな」
結果で言えば、一騎だ。
おそらく西尾商店の店先で立ち止まった瞬間、幼くも幸福だった日々の記憶と共に閃いた衝動は。
はじめから。
「実現するとは思わなかったが」
なにが?と目をあげる一騎に何でもないと首を振る。
リボンをかけてもらえばよかったかなと、僕はほんの少しだけ、後悔した。


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こういう感じで、一騎に好かれていることを確認して満足しつつ、自分からは踏み込めないという、とてもずるい人な皆城くんがわたしは好きなのです。(笑)
がんばれ一騎!
てゆーか、いつの時系列なのかとか、設定よくわからない話ですみません。いつもテキトーにやっているのでよく考えていません。(笑)

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